「瞑想を始めても、気づいたら寝てしまっている」「瞑想に集中しようとしているのに、まぶたが重くなって寝落ちしそう」と悩んでいませんか。
せっかく時間を作って瞑想に取り組んだのに、寝てしまうともったいなく感じますよね。
しかし、瞑想中に寝てしまうのは意志の問題だけではなく、リラックスや呼吸、姿勢、取り組む時間帯といった原因にもあるのです。
原因さえ特定できれば、対策は驚くほどシンプルに見つかります。
この記事では、瞑想中に寝てしまう4つの原因を整理したうえで、今日から試せる5つの対策と、そもそも寝てしまうことが少ない瞑想法3選まで紹介します。
読み終わるころには、寝落ちに悩まない瞑想スタイルが見つかっているはずです。
瞑想中に寝てしまう4つの原因

瞑想中に寝てしまう主な原因は、以下の4つです。
- 横になって取り組んでいる
- リラックスしすぎてしまう
- 呼吸が深くなり副交感神経が優位になる
- 睡眠時間が足りていない
自分がどれに当てはまるかを知れば、対策も立てやすくなります。ここからは、それぞれの原因を順番に見ていきましょう。
瞑想中に寝てしまう原因1.横になって取り組んでいる
横になった姿勢で瞑想をおこなうことが、寝てしまう大きな原因です。
人間の体は、横になると自然と「寝る準備」に入るようにできています。
布団やベッドの上で目を閉じれば、脳は毎晩の睡眠と同じ状況だと受け取ってしまうのです。
実は筆者も本記事を書くにあたって、寝ながら1時間の瞑想を試してみました。
すると後半から眠気が襲ってきて、終わった後はそのまま寝てしまったのです。
普段は椅子に座って背すじを伸ばす方法でおこなっており、寝不足でない限り眠くなることはありません。
今回も十分に睡眠は取れていたので、横になったことで睡眠スイッチが入ってしまったのだと考えられます。
だからこそ、寝てしまう悩みを解決したいなら、まず横になる姿勢を避けることが第一歩です。
瞑想中に寝てしまう原因2.リラックスしすぎてしまう
瞑想中に寝てしまう原因のひとつは、心と体がリラックスしすぎてしまうことです。
瞑想中はリラックス状態と関連するとされるアルファ波が増える、という研究報告があります(※1)。
この心地よい状態が深まると、そのまま眠気につながる場合があります。
瞑想でリラックスできること自体は良いことですが、寝てしまわないように注意しましょう。
瞑想中に寝てしまう原因3.呼吸が深くなり副交感神経が優位になる
呼吸が深くなり、副交感神経が優位になることも、寝てしまう原因のひとつです。
副交感神経とは、体をリラックスさせる神経のことです。
瞑想中はゆっくりと深い呼吸を繰り返すため、この神経が活発に働きます。
すると、体は「休むタイミングだ」と受け取り、自然と眠気が出てきます。
瞑想での深い呼吸そのものは大切ですが、寝てしまいやすい状態も作り出してしまうのです。
瞑想中に寝てしまう原因4.睡眠時間が足りていない
そもそも睡眠時間が足りていないことも、瞑想中に寝てしまう大きな原因です。
日々の睡眠が不足していると、体は少しの休息でも眠りに入ろうとします。
目を閉じて静かに座る瞑想は、脳にとって格好の休息タイミングであり、そのまま寝てしまう引き金にもなります。
寝不足の人は、まず日頃の睡眠を見直すことが先決です。
瞑想中に寝てしまう人に試してほしい5つの対策

瞑想中の眠気を防ぐために、試してほしい対策は以下の5つです。
- 背すじを伸ばして椅子に座る
- 食後すぐの時間帯を避ける
- 朝や日中の時間帯に取り組む
- 部屋を明るくしておこなう
- 目を軽く開けた半眼でおこなう
それぞれの対策法を詳しく解説していきます。
対策1.背筋を伸ばして椅子に座る
瞑想中は、背すじを伸ばして椅子に座るのがおすすめです。
背すじが伸びると、体に軽い緊張感が生まれます。
この程度の張りがあると、脳が適度に覚醒した状態を保てます。
筆者自身、この姿勢のおかげで瞑想中に眠くなることはほとんどありません。
ただし睡眠不足のときは、さすがに眠気に襲われます。
睡眠不足を解消したうえで姿勢を正せば、瞑想中に眠たくなってしまうことはほとんどなくなるでしょう。
対策2.食後すぐの時間帯を避ける
食後すぐの時間帯を避けることも、眠気を防ぐコツです。
食事のあとはお腹が張って、意識がそちらに向かいやすくなります。
とくに食べすぎたときは、苦しさが気になって集中どころではありません。
筆者も満腹の状態で試したことがありますが、とにかく集中しづらかったです。
逆に空腹時は意外とつらくなかったので、寝てしまうことも少なく、瞑想のタイミングとしておすすめです。
対策3.朝や日中の時間帯に取り組む
眠気が気になる人は、朝や日中の時間帯に取り組むとよいでしょう。
夜は一日の活動がほぼ終わっていて、体に疲れがたまっているからです。
そんな状態で目を閉じれば、眠気が出てくるのも自然なことです。
頭がすっきりしている朝や日中なら、眠くならずに集中しやすくなります。
瞑想に取り組む時間帯を変えるだけでも、寝てしまう悩みは和らぐはずです。
対策4.部屋を明るくして行う
部屋を明るくしておこなうことも、眠気対策として有効です。
明るい環境で瞑想をおこなうと、体が「まだ活動する時間だ」と受け取り、寝てしまうリスクが下がります。
ただし、普段から電気をつけたまま眠る習慣がある人には、あまり向かない方法かもしれません。
自分の睡眠習慣と照らし合わせて、取り入れてみてください。
対策5.目を軽く開けた半眼で行う
どうしても眠ってしまう人には、目を軽く開けた半眼でおこなう方法がおすすめです。
瞑想中でも視界に光や景色が入ってくるため、そもそも寝てしまうことがありません。
目を閉じるとすぐ寝てしまう人でも、この瞑想法なら眠気を抑えられます。
眠くなりづらい瞑想法3選

瞑想中の寝落ちが気になる人には、以下の3つの瞑想法がおすすめです。
- 歩行瞑想
- 食事瞑想
- 立位瞑想
それぞれの瞑想法を詳しく見ていきましょう。
眠くなりづらい瞑想法1.歩行瞑想
歩行瞑想は、歩きながら足の裏の感覚や体の動きに意識を向ける瞑想法です。
歩くという動作が入るぶん、座って瞑想するときのように寝てしまう心配はありません。
ただし、歩行に集中しすぎるのは注意が必要です。
周りへの意識が薄れると、車や人との接触事故につながる恐れがあります。
人通りの少ない公園や、安全が確保された場所でおこなう必要があります。
眠くなりづらい瞑想法2.食事瞑想
食事瞑想とは、食べ物の味や香り、食感にじっくり意識を向けながら食事する瞑想法です。
食事をしながら寝てしまうのは、そもそも難しい話でしょう。
食事瞑想は、忙しい人でも日常のなかに自然と組み込みやすいのが魅力です。
眠くなりづらい瞑想法3.立位瞑想
立位瞑想は、その名のとおり立った姿勢でおこなう瞑想法です。
食事瞑想同様に、立ったまま寝てしまうのは難しい話です。
座る瞑想でどうしても寝てしまう人は、立位瞑想を試してみる価値があります。
瞑想で寝落ちしてしまっても効果はある?
瞑想中に寝てしまっても、寝るまでの時間に取り組んだ瞑想には意味があります。
そのため、「寝てしまったから今日の瞑想は無駄だった」と落ち込む必要はありません。
ただし筆者の経験上、寝てしまうのを前提にした瞑想は推奨しません。
瞑想はとくに、慣れないうちはしんどい習慣です。
いつでも寝られるという心理的負荷の軽さが、瞑想というトレーニング効果を弱めてしまうためです。
本格的に心を鍛えたい人は、寝てしまう体勢を避け、正しい姿勢で瞑想に取り組みましょう。
瞑想中に寝てしまうなら瞑想法を変えるのもあり

瞑想中に寝てしまう悩みは、原因を知って対策を打てば必ず改善できます。
まずは横にならず椅子に座り、背すじを伸ばして明るい部屋で瞑想に取り組みましょう。
この基本を押さえるだけでも、瞑想中に寝てしまう回数はぐっと減っていくはずです。
それでも眠くなってしまうなら、時間帯を朝や日中に変えたり、半眼で取り組んだりする工夫を試してみてください。
どうしても座る瞑想で寝てしまう人は、歩行瞑想や食事瞑想、立位瞑想といった動きのある瞑想法に切り替えるのもひとつの選択です。
今日から試せる睡眠対策ばかりなので、まずは一番取り入れやすいものから始めてみてください。
内容の正確性を保つため、以下の信頼できる情報源をもとに記事を作成しています。
